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今やアニメ&メイド喫茶の聖地・・・「秋葉原」の由来 [東京都]

「秋葉原(あきはばら)」は家電製品やパソコン、アマチュア無線、鉄道模型などを売る店舗が多いことで知られる街です。最近では人気アイドルが歌って踊る劇場やメイド喫茶などでもお馴染みになっていますね。
家電製品を買おうと秋葉原に行った人でも、ちょっと休憩のつもりで、遊び心でメイド喫茶に入ったら、そのまま毎回行くようになったという話もよく聞きます。
せっかく秋葉原に行ったら、男でも女でもメイド喫茶には寄ってみたくなるもののようです。
たかが喫茶店ですがメイドという日本では非日常のコンセプトが長年人気なんですね。

さて、 秋葉原の地名は火伏の神様として信仰を集める「秋葉大権現」に由来します。
秋葉大権現は秋葉山(遠江・現在の静岡県浜松市)の山頂に祀られている秋葉神社の神様です。古来から秋葉山に棲む山岳神であり、三尺坊という修験者が神格化されたものという説もあることから「秋葉三尺坊大権現」と呼ばれることもあります。

信州出身の修験者であった三尺坊は、越後で修行中に行法によって天狗となりました。その後、観音菩薩の化身に秋葉山まで運ばれて安住の地と定めたそうです。三尺坊の三大誓願の一つに「我を信ずれば失火と延焼と一切の火難を逃す」とあるように「火の神」でもありました。

明治2年(1869年)、東京で大火が起こったため、事態を憂慮した明治天皇は現在のJR秋葉原駅構内(千代田区神田花岡町)に火伏(防火)の秋葉大権現を祀る神社を置くこととしたのです。それが現在の秋葉神社の前身である鎮火社でした。

鎮火社は秋葉大権現が祀られていることから、近隣の住民に「秋葉様」「秋葉さん」と呼ばれて信仰を集めることとなります。その住民の呼び名が「秋葉原」の地名の由来となったのです。


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