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東京都千代田区「神田御台所町」の由来 【東京都】 [東京都]

東京都千代田区にある「神田御台所町(かんだおだいどころまち)」。「御台所」が妙に気になる地名ですよね。 旧地名は、「神田明神下御台所町(かんだみょうじんしたおだいどころまち)」です。 この町は「神田明神」として親しまれている神田神社の裏手エリアです。 明暦3年(1657年)の明暦の大火以前は、日蓮宗の幸龍寺や曹洞宗の万隆寺が領有する区域でした。 しかし、この大規模な火災によって神田エリアも多くの建物を焼失していまいました。 そこで、被害の規模に教訓を得た江戸幕府は、火に強い町づくりをはじめました。 「延焼き防止のために、大きな寺院は市中の外へ移転させる」という新政策によって、かつて寺社領だったこの町は、場内の御台所賄方(おだいどころまかないかた)の武家屋敷として、再建されました。 「神田御台所町」という地名は、これに由来するものといわれています。 ちなみに、御台所賄方とは、江戸城内の食事の調達、調理などを担当している役職のことです。 その後の寛文12年(1672)、この「神田御台所町」には、多くの町屋(商人と職人の住居)がつくられ、町人の町として発展していったそうです。 呉服屋や足袋屋などがあったことが「江戸買物独案内(えどかいものひとりあんない)」にも記されています。
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