熊本県「熊本」の由来 [熊本県]
2016年、地震が起こった熊本県。
美しい熊本城も、日本三大楼門のひとつである阿蘇神社も、復旧作業に追われ、日本中から応援が届いています。
熊本の名の由来はどこからきたのでしょうか?
「くま」とは低い土地と高い土地が入り組んでいる地形のことを指す言葉だそうで、山の多い熊本には納得の由来なのですが、由来は諸説あるそうです。
熊本県、「熊本」の由来 [熊本県]
「熊本県」。
「熊」という言葉がつくせいか、どこか強そうな印象を受けます。
なぜ、「くまもと」という地名になったのか調べてみると、いろいろな話が登場します。
高知と低地の入り組んだ地形を指すという説。
曲がりくねった川のほとりを指すという説。
崖の下にある湿地を指すという説。
やはり、他にも多数見られるように、地形にちなんで名前がつけられるパターンが多いようです。
また、もともとは「隈本」と表記されていたそうですが、「隈」には、「おそれる」「かしこまる」といった意味合いが含まれるため、藩主であった加藤清正により、城名として強そうな「熊本」に変えられたという、いかにも戦国時代らしいエピソードもあります。
また、熊本といえば、「火の国」とも呼ばれますが、これはどうしてなのでしょうか。
熊本県は、もともと肥後国と呼ばれていた地域で、そこを治めていた有力豪族が「火君(ひのきみ)」と呼ばれる人たちで、その後、「火の国」という呼び名が生まれたそうです。
今となっては、すっかり当たり前の名前ですが、ちょっと掘り下げるだけでも、いろいろ読み取ることができ、歴史を知ることもできますし、親近感もわいてくるものですね。